死後も貫く忠誠の誓いは、欺瞞の中で生まれる混沌に絡め取られている。
貴方は狩人か?それとも餌食か?

『混転の餌食(The Hunted)』は、フレッシュ&ブラッドに新たな鋭い切り口をもたらします。皇帝が殺害された今、ヴォルカーの燃え盛る軍隊は暗殺者を炙り出し、裁きを下そうとしています。しかし、それは簡単なことではありませんでした……危険な網が、手ぐすねを引いてドラカイを待ち受けています。
『混転の餌食(The Hunted)』は二人の竜系ヒーローにフィーチャーしており、一人は戦士、一人は忍者でもあります。そして彼らの標的である、謎に包まれた混沌・暗殺者が登場します。
『混転の餌食(The Hunted)』シールドは8パックを使用し、メインデッキは丁度30枚である必要があります。30枚を超えるのも下回るのも認められません。パックを開封したら、最初に後ろの2枚のカード (トークン、コールドフォイル、レジェンダリのレアリティのカードまたは拡張枠のカード) を取り除きます。トークンでない取り除いたカードはシールド等のリミテッドでは使用できないため、鞄に閉まっておきましょう。
すべてのパックの開封が終わったら、トークンのヒーローを1枚とそれに対応した武器を選びましょう。標的のトークンも手元にあるのを確認し、狩りの準備を進めましょう!
摂理の認知
メカニズムやヒーローについて詳しく見る前に、ゲームの基本的なポイントをおさらいしましょう。
攻撃を始めたとき、戦闘チェインが作られます。戦闘チェインに新しく置かれる攻撃はそれぞれチェインリンクと呼ばれます。リアクションやインスタントをプレイしても戦闘チェインは閉じませんが、非攻撃・アクションをプレイしたい場合、先に戦闘チェインを閉じる必要があります。『混転の餌食(The Hunted)』の何枚かのカードはあなたがコントロールしているチェインリンクの数と、それらが特定のタイプであるかを参照します (例:竜系のチェインリンク) 。
攻撃リアクションをプレイできるのは攻撃ヒーローのみで、防御ヒーローが防御に使うカードを出した後にあるリアクションステップにのみプレイできます。攻撃のダメージを増加させるだけでなく、厄介な効果が付随していることもあります。
防御リアクションをプレイできるのは防御ヒーローのみで、防御ヒーローが防御に使うカードを出した後にあるリアクションステップにのみプレイできます。防御リアクションで追加の防御を加え、攻撃リアクションに対抗しましょう。格納庫のカードで防御することはできませんが、格納庫から防御リアクションをプレイすることはできます。
インスタントはいつでもプレイしたり起動したりできます。他のヒーローのターン中でも可能です。リアクションと同様、プレイにアクションポイントは必要ありません。
罠は通常、防御リアクションであり、特定の攻撃に対してプレイすると追加の効果をもたらすカードです。罠であることはプレイすることにルール上の変更を加えませんが、『混転の餌食(The Hunted)』の何枚かのカードは、罠を参照する効果を持っています。
隠密はキーワードであり、これ単体では特に効果を持ちません。隠密の働きは、それを使用する暗殺者の能力に依存しています。アラクニは、隠密カードに対して適用されるユニークで多彩な能力を持っています。
竜系はカードが持つタイプであり、竜系ヒーローのみがこのタイプのカードを使うことができます。竜系のカードは炎の様な枠のデザインや、カードテキスト内の竜のシンボルで見分けることができます。
標的
『混転の餌食(The Hunted)』には、ヒーローを標的にするカードがたくさんあります。ヒーローが標的にされると、闘技場のそのヒーロー側に標的トークンを置いて、標的にされていることを示します。
標的にされたヒーローは、ヒットされるまでは標的のままであり続けます。ヒットされると標的ではなくなります。他に「標的を解除」する方法はありません。例えば標的にされたアラクニが混沌の使者になったとしても、依然として標的であり続けます。
標的にされても通常のプレイに影響はありませんが、『混転の餌食(The Hunted)』にはヒーローが標的であるかどうかを参照するカードが多数あります。
ファング
ファングは王侯・竜系・戦士のヒーローです。竜系のカードと戦士のカードをプレイできます。ファングの武器は二本の《黒曜の炎脈》です。
ファングは《黒曜の炎脈》で攻撃し、リアクションステップで竜系の攻撃リアクションかインスタントをプレイし、炎脈の能力を有効にするプレイがお勧めです。これによりダメージの増加と続行を得て、もう一本の短剣で攻撃することも可能となります。
ファングの目標は対戦相手を標的にした後、ヒットさせて忠義トークンを作成することです。忠義トークンを3つ以上作成して竜系への忠誠を示せれば、武器を振るのにコストが必要なくなります。これは非常に強力なアドバンテージとなるため、ゲーム中に最優先すべき事柄です。
ファングデッキを構築するときは、短剣を強化するための竜系リアクションやインスタントのカードをたくさん入れましょう。ヒーローを標的にするカードも忘れないでください。竜系カードが引けなかった場合でも、忠義トークンを使用することで短剣を有効にしたり、忠義が失われるのを防いだりできることを覚えておきましょう。
シンドラ
シンドラは王侯・竜系・忍者のヒーローです。竜系のカードと忍者のカードをプレイできます。シンドラの武器は二本の《報復のクナイ》です。
シンドラは自壊する短剣で攻撃した後、回収能力のコストを減らすために竜系の攻撃を複数回プレイし、墓地から短剣を回収するのがお勧めです。
シンドラの狙いは、小さい攻撃で相手のライフを少しずつ削ることで、防御を余儀なくさせたり、防御できないダメージでゲームを終わらせることです。ファングと違い、忠義を大事に維持する必要はありません。カードを竜系にするために使用していきましょう。一部の忍者カードは、竜系になっている場合のみ有効な効果を持っています。
シンドラデッキを構築するときは、続行を持つ攻撃アクションカードや、忠義を手に入れるためのヒーローを標的にするカードをたくさん入れましょう。短剣を破壊してダメージを与えるカードはシンドラデッキにおいて非常に効果的に働きます。これらのカードは、短剣が自壊する前に追加の価値を得ることができます。
上級ヒント:クナイも竜系のチェインリンク数にカウントされます。そのため、一本目のクナイで攻撃した後、戦闘チェインを閉じてクナイを自壊させましょう。その後二本目のクナイで攻撃して戦闘チェインを新しく開き、シンドラの能力で一本目のクナイを回収し、回収したクナイで再度攻撃しましょう。
欺瞞の巣、アラクニ
アラクニは混沌・暗殺者のヒーローです。暗殺者のカードをプレイできます。アラクニの武器は二本の《人狩りの標的》です。
アラクニとなったあなたは、ファングとシンドラに狩りの獲物として狙われています。二人は、アラクニを倒すための特別な武器を持っています。あなたの目標は、状況を逆転させて彼らを標的にし、混沌を広めて二人の任務を妨害することです。
相手ヒーローが標的になっている場合、アラクニの隠密カードはより強力になります。標的状態を上手く管理することが重要です。ただ攻撃して標的状態を解除してしまうより、より強力なプレイのために攻撃せずに待つ方が優れている場合があります。
アラクニデッキを構築するときは、隠密を持つカードをたくさん入れましょう。相手ヒーローを標的にするカードも複数枚用意し、罠も少なくとも1枚入れるのがお勧めです。
不確実性は暗殺者にとって最高の味方です。手札にカードを残したまま隠密カードで攻撃することは、非常に効果的な戦略になります。対戦相手はそれが攻撃リアクションなのか、次の攻撃用のカードなのか、格納庫に置く予定のカードなのか、判断に迷うことでしょう。
最初に装備している《人狩りの標的》はすぐに壊れてしまうかもしれませんが、問題ありません。『混転の餌食(The Hunted)』には、特別なトークン・短剣である《グラフェンの鋏角》を作成するカードが含まれています。この武器はゲーム開始時に装備することはできず、カードの効果で作成する必要があります。この短剣は隠密も持っており、アラクニの能力が適用されます。
あなたのターンの終了時、他のヒーローが標的になっている場合、あなたは暗殺者のネットワークに接続します。混沌の使者トークンは6種類存在し、異なる固有の能力を持っています。6面ダイスを振り、どの使者になるかを決定しましょう。あなたの次のターンの終了時、あなたは《欺瞞の巣、アラクニ》に戻ります。注意点として、混沌の使者になる能力の誘発は戻ったターンには行われません。
アラクニとしてプレイする場合は、混沌をばら撒くため、混沌の使者トークンを6種類揃えておきましょう!