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ブリッツデッキ「ファング」チュートリアル

ファングはその手に竜の炎を宿した王侯・竜系・戦士です。王朝への忠誠を証明するため、その力を火山のように燃え盛るレベルに到達させていきます!


fang cover young

ファングのプレイ方法

ファングは燃え盛る竜系のエネルギーで満ちた短剣を振り回すことに注力しています。《黒曜の炎脈》は特殊能力を持ち、それで攻撃している間に竜系のカードをプレイした場合、パワーを強化し続行を獲得します。通常、これは相手がどう防御するかを決めてからプレイする攻撃リアクションの形を取りますが、若干の例外もあって、これについては後ほど深掘りします。

竜系のカードは枠に火炎のパターンがあり、カードテキストに竜のシンボルが入っています。デッキ内のカードの多くは、チェインリンクに竜系のカードが2枚ある状況でプレイすることでボーナスの効果を得ます。これはほとんどの場合、2回目の《黒曜の炎脈》での攻撃の後にプレイすることでボーナスを得ることを意味します。通常のファングのターンは、短剣で攻撃し、竜系のカードをプレイしてそれに続行を与え、その後もう一本の短剣で攻撃し、攻撃リアクションで相手の防御を上回っていくという流れになります。

ファングは「忠義」トークンを3つ以上確保することで有効になる特殊なヒーロー能力を持っています。「忠義」トークンを作成するためには、まず相手ヒーローを標的にし、その後に攻撃をヒットさせる必要があります。デッキ内には相手を標的にする様々なカードがあり、一度相手が標的になったら、あなたがヒットを決めるまで相手は標的状態のままなのです!

厄介な代物

攻撃リアクションは (相手がどう防御するかを決めた後の) リアクションステップ中にプレイします。これ自身は攻撃やチェインリンクではなく、通常は現在の攻撃のパワーを強化するものです。また、このデッキにはいつでもプレイできるインスタントカードも入っていて、これは相手のターン中もプレイ可能です。もっともほとんどの場合、このインスタントは攻撃リアクションと同様にプレイしようと思うでしょう。これらのカードタイプはどちらもアクションではないので続行を必要としません。

攻撃の際、まずは戦闘チェインと呼ばれる物を開き、新たな攻撃はそれぞれチェインリンクとなります。《黒曜の炎脈》で攻撃し、それに続行を与え、その後にもう一本の《黒曜の炎脈》で攻撃した場合、あなたはこの戦闘チェインに竜系のチェインリンクを2つコントロールすることになります。ただし注意しなければならないのは、攻撃でないアクションをプレイする場合、まず戦闘チェインを閉じる必要があります。そのため、攻撃でないアクション (《復讐の誓約》等) をプレイする場合は、そのほとんどにおいて短剣と短剣の合間にプレイするよりはその前にプレイすることが望ましいです。リアクションやインスタントのプレイでは戦闘チェインは閉じません。

カードの中には短剣に追加で攻撃を行うことができるようにするものもあります。そうした時に、短剣をそれまで攻撃していた場所から新たなチェインリンクに移動した場合でも、その短剣があった場所の元のチェインリンクはコントロールしたままで、なおかつそのチェインリンクは依然として竜系に数えます。

ファングの装備品は様々な有用な効果を持ちます。《復讐の契り》は1回限りですがアラクニを標的にするか防御するかの2択が行えます。《忠節の外套》は決定的場面での予備のリソースを提供してくれますが、それを起動するためには先に戦闘チェインを閉じる必要があり、その使用後には竜系のカードしかプレイできない点には注意が必要です (「忠義」トークンがあれば万事解決ですが) 。

《刃招きのプレート》は壊れませんが、その防御に等しい数の-1カウンターを受けとります。これは、武器の攻撃を (防御2で) 1回のみ防御するのに使う、あるいは、通常の手札からの攻撃を (防御1で) 1回防御し、その後に武器の攻撃を (防御1で) 1回防御できることを意味します。《緊急警戒ブーツ》は1回のみ防御ができますが、相手がその後に攻撃リアクションを使った場合は防御が強くなります。

ファングの勝利への道筋

すべての決断の根底は、「忠義」トークンを3つ以上得るという目的に向かうべきです。これにより短剣は使用するコストが無しになり、防御や攻撃強化のために追加のカードを使えるようになります! これは非常に強力な状況なので、ターンをかけて相手を標的にし、毎ターン竜系のカードをプレイすることに集中して「忠義」トークンを守り、可能なタイミングでは常に追加の「忠義」トークンを作ることを心がけましょう。

「忠義」トークンを作成するなり竜系カードを1枚プレイするなりを毎ターンやることができなければ、積み上げた「忠義」トークンを全部失ってしまうであろう事を忘れないでください! 竜系カードのまったくない手札を引いてしまったら、事態は深刻です。このような状況では、「忠義」を1枚使って通常の戦士カードを竜系にし、短剣のスイッチを入れつつ、残りの「忠義」トークンが消えてしまうのを防ぐことができます。最終的な目標は「忠義」を3つ貯めることにありますが、王朝への忠誠心に周りが見えなくなるあまり、それを使うべき重要な瞬間を逃さないようにしてください。

ファングは相手の防御を乗り越えて致命的ダメージを与えるか、相手に非効率な防御を強いてその弱点を突くことで勝利します。恐怖は強力な動機づけであり、カードを手札に1枚確保しておくことで、どれだけの攻撃リアクションが飛んでくるかを相手に悩ませることができます。

相手の防御をかわす別な方法が竜系のインスタントです。相手が大量の攻撃リアクションを警戒して最初の攻撃を固めに守ってきても、《竜の牙》といった竜系のインスタントをプレイして短剣に続行を与えて、予定のダメージを2本目の短剣に持ち越すというのは、ゲームを片付けるのための完璧な戦略となるでしょう。