「開発部ダウンロード」へようこそ! ここでは皆さんがデッキを手にプロのようなプレイングを見せるための、Legend Story Studiosのゲーム開発部からの最新のヒントやトリックをお届けします。今週は『混転の餌食(The Hunted)』の各ヒーローに関して、ブースタードラフトとクラシック構築に絞って解説していく予定です。
本日は、《双刃のドラカイ、ファング》の忠義を証明していきましょう!

ブースタードラフト
『混転の餌食(The Hunted)』では敵を標的にして短剣で貫くユニークな3人のヒーローが登場し、ダイナミックなブースタードラフトが楽しめます。
ファングは戦士と竜系・戦士のカードを使うことができ、シンドラとは竜系のカードを、アラクニとは暗殺者/戦士のカードを共有しています。
ファングの目標は、短剣で攻撃を行い、竜系の攻撃リアクションやインスタントでそれに続行を与え、その後に2本目の短剣で攻撃することです。ファングは相手を標的にしてからヒットすることで「忠義」トークンを作成できます。「忠義」トークンが3つ以上になったら、短剣をタダで振り回すことができます! 竜系・戦士や通常の戦士のカードが流れてくることは、ドラフトでファングが空いていることを示す典型的シグナルです。
目を配るべきキーとなる竜系のカードは《忠義の宣誓》や《竜の牙》といったインスタントです。相手は攻撃リアクションを想定しているでしょうから、これは相手の防御を横にかわしてより強力な二撃目を与える完璧なカードです。また、また、《ドラカイへの奉納》《忠誠の行進》《火速》といった0コストの竜系の攻撃アクションもある程度の数取っておきたいところです。そして最後に、自分のヒーロー能力を加速するために、相手を標的にする、あるいは「忠義」トークンを作成する手段も何通りか確保したいところです。複数の条件を満たす《ドラカイへの奉納》は間違いなく即ピックです!
ファングデッキのドラフトの進め方は主に2通りあります。1つ目は1コストの攻撃リアクションを多めにとって、ゲーム序盤から大ダメージを与える方法です。この構築では、ざっくり8-10枚の青カードが必要で、「忠義」トークンを素早く3つ貯めることにはあまりこだわっていません。2つ目は0コストの攻撃リアクションに集中し、青カードの代わりに黄カードを多めにするやりかたです。この構築は無駄が無く安定していて、「忠義」トークンを3つ集めたら極めて強力になります。ただし、1つ目のやり方に比べて、相手を標的にしたり「忠義」を作成したりする手段がより多く必要になります。
クラシック
竜系のカードプールに戦士のカードプールがきちんと混ざり合うというのは今回が初です (皇帝は別ですが、彼はもう死んでいますので……) 。ファングの短剣や攻撃リアクションはこれまでの竜系カードと自然にシナジーし、炎の竜の力を鋼の技に加える新たな最強手段を提供してくれます。どんなタイプのクラシックのファングデッキにおいても、竜系の攻撃リアクションは最高の友で、安定のためには多めの枚数を入れておきたいところです。ドラフトに比べてライフが高いこともあり、「忠義」トークンを調整して使う場面はもっと多くなるでしょう。
ファングのクラシックでの組み方は主に2通りあり、そのうちの1つが1ターンの間に短剣での攻撃を尋常でない回数行う爆発的コンボデッキで、《Oath of Steel》や《灸を据える》といったカードによるダメージを最大限引き出します。この構築では、まず「忠義」を3つ揃え、その後に新たな《~の構え》カードを並べてパワーの強化や続行や追加攻撃を適用し、終わりの無い炎の嵐を解き放つのです! このデッキではコンボターン中にピッチを行いたくないので、0コストの竜系の攻撃リアクションやインスタントを多めに入れる必要があります。《竜鱗の飛行進路》はキーとなる装備で、続行と追加の短剣攻撃の両方を提供してくれます。
クラシックでのファングのもう一つのやり方が、少しずつ削っていくミッドレンジ寄りの構築です。このバージョンでは《勇敢な先駆者》を使い、毎ターン手札のカードを2枚プレイし、両方の短剣を振るってブーツをリセットすることを狙います。《忠誠の誓い》《ドラカイへの奉納》《火速》といった0コストの攻撃アクションは、短剣の攻撃に続くカードとしては完璧で、相手のカードと効果的な交換をとり、自分の側にプラスに働くこともたびたび起こります。この構築では《流血の繊維》も素晴らしい1枚で、特にヒーロー能力が有効になっている状況では非常に効果的な攻めを切り開きます。
戦士は剣の使い手としては素晴らしいですが、戦場には独自の能力を持った奇妙な敵が満ちあふれています。重要なのは相手を予測し、不利な点を補強できる道具を持ち込むことです。《皇威の兜》は明らかに戦士に対して素晴らしい効き目を見せますが、ルーン剣士や忍者、機械技師、あるいは某神秘・幻術士なんかにも機能します。幻術士の話をするなら、結界は長いこと戦士の鎖帷子に刺さるトゲでしたが、『混転の餌食(The Hunted)』には《鋸歯の刃》という新しい強力な反撃手段が登場しました。これがあれば奪われたポイントを取り戻し一気に差を詰めることもできるでしょう。最後に、ファングは王侯のヒーローとーとして《玉璽の命令》を全活用することができます。これにより防御リアクションの影であぐらを掻いている敵を痛めつけるだけでなく、タイミングが合えば相手の計画を台無しにすることもできるでしょう。
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