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ブースタードラフト

ブースタードラフトは、プレイヤーにその場で自ら考え、与えられたカードを使って戦略を構築する力を求める、高難易度で興奮あふれるフォーマットです。このフォーマットでは同卓したプレイヤーの間でブースターパックを計3パック回し、各自が1枚ずつ選んでいきます。新しいパックが回されたら、あなたは即座にバランスが取れていながら強力なデッキを作れるよう、何をピックするか判断を下さなければなりません。デッキを選び終わったら、他のプレイヤーと対戦し、誰の戦略とスキルが最も優れているかを確かめましょう。ブースタードラフトは、あなたの才能を確かめ、プレイを通じて新しい戦術を見出すチャンスともなる、スリルと興奮に満ちたフォーマットです。

ブースタードラフトの基本と推奨事項のみ記載しています。ブースタードラフトトーナメントの運営に関するより詳細な情報については、 トーナメントのルールとポリシー をご参照ください。

クイックスタート

  • 各プレイヤーはブースターを3パック順に開封し、カードをドラフトします (最大45枚のカード、セットによって異なります)
  • そのセットに含まれている若者ヒーローカード1枚
  • スタート時のデッキ枚数は30枚
  • 同名同リソースのカードの枚数は無制限
  • 1本先取、各ラウンドの制限時間は35分

ドラフト

ドラフトにあたって、プレイヤーはポッドに分けられます。各ポッドの人数の水晶人数は8人 (4人以上11人以下) です。各プレイヤーにブースターパックが3パック与えられ、ドラフトが開始されます。

各プレイヤーは同時にブースターパックを1つ開封し、最後の1〜2枚のカードを取り除きします (ベーシック枠のカード) 。その後、各プレイヤーは残ったカードから1枚を選び、自分の前に裏向きで山として置きます。残りのカードをシャッフルして、左隣のプレイヤーに回します。回ってきたカードの中から次の1枚を選び、残りをシャッフルして左隣のプレイヤーに回す、という手順をパックのカードがすべてドラフトされるまで繰り返します。

2つ目のパックも同様にドラフトを行いますが、今度は残ったカードは右隣のプレイヤーへ回します。

3つ目のパックも同様にドラフトを行い、今度は残ったカードを左隣のプレイヤーに回します。

ブースターパックからのドラフトが進行中は、プレイヤーはすでに自身がドラフトしたカードを確認することはできません。2番目と3番目のブースターパックを開封する前に、プレイヤーはこれまでにドラフトしたカードを確認することができます。確認後は、それらのカードは1つの山にして裏向きで自分の前に重ねておかなければなりません。

プレイヤーは、ドラフトしたカードすべてが自身のカードになります。

カードプール構築ルール

ブースタードラフトでは、各プレイヤーはセットに含まれる若者のヒーローカードとドラフトしたカードをカードプールとして登録します。プレイヤーのカードプールには、ドラフトしたカードすべてと、セットのベーシックレアリティのカードを好きな枚数登録することができます。拡張枠、コールドフォイル、拡張版、レジェンダリレアリティのカード、フェイブルレアリティのカード、若者でないヒーローカードを含め、ブースターのベーシックスロットから取り除かれたベーシック以外のレアリティのカードは、カードプールに含めることはできません (どのカードを取り除くかは、ドラフトを行うセットによって異なります) 。

レアリティがベーシック (以前は「トークン」) のカードには、ヒーロー、ヒーローの武器、《ひび割れたガラクタ》が含まれますが、他にも《Proto Base》セットなどの装備品や《不死鳥の炎》などのデッキカードが含まれる場合もあります。開封したカードでは30枚のデッキを構築できない場合、30枚に届くまで《ひび割れたガラクタ》をデッキに追加します。通常、レアリティがベーシックのカードは開封が終わった後に一纏めにされ、どのプレイヤーも自由にそれらをカードプールに含めることができます。

初期に発売されたセットのいくつかはデッキサイズの制限が緩く、30枚以上のデッキでゲームを始めることができました。セット特有の追加ルールに明記されていない限り、デフォルトのルールは30枚ちょうどでゲームを始める必要があります。多かったり、少なかったりすることはできません。

プレイヤーは、カードのクラス/タレントがヒーローのクラス/タレントに属している場合にのみ、そのカードをカードプールに含めてゲームを開始することができます (例:光のタレントカードは、ヒーローが光のタレントを持っている場合にのみ含めることができます) 。汎用カードはどのヒーローでも使用することができます。

カードプールには、同名同リソースのカードを好きなだけ含めることができます (例:プレイヤーが赤の《群青へ沈む》を6枚ドラフトした場合、デッキに6枚すべてを入れてプレイできます) 。

通常の構築ルールに反して、カードプール内のヒーローまたはカードの効果によって、特定のカードを含めることができたり、制限されたりする場合があります (例:「真髄」を持つヒーローは、ヒーローが同じタレントを持っていなくても、特定のタレントのあるカードを含めることができます) 。

 「伝説」 のキーワードは構築フォーマットのデッキ (クラシック、リビングレジェンドなど) にのみ適用されるため、あなたのブースタードラフトのカードプールに 「伝説」 のキーワードを持つ同じカードが複数含まれている場合でも、それらをすべてプレイできます。

いくつかのセットにはマクロが含まれています。各プレイヤーは、ヒーローや武器と同じように、指定されたマクロを闘技場に置いてゲームを開始します。マクロは、プレイヤーのデッキ枚数、インベントリ、カードプールには数えられません。セットによって、すべてのプレイヤーに適用される単一のマクロ (例:《宝島》) であったり、プレイヤーが各自で持つマクロ (例:《アリアの聖域》) が存在します。

セット別の追加ルール

特定のセットには、ブースタードラフトのプレイ方法に関する追加ルールがあります。

闘魂激突

  • ブースターパックから取り除くカードは1枚のみで、パックの一番手前から取り除きます。
  • 武器は使用しません。

蒼海の秘宝

  • ゲーム開始時に、闘技場に共有である《宝島》カードが置かれます。

ロゼッタ

  • 各プレイヤーは闘技場に《アリアの聖域》がある状態で開始します。

霧隠の秘境

  • 「秘匿」のキーワードを持つ装備品は、ゲーム開始時の手順の際に裏向きで装備するため、この時点では公開されません。ゲーム終了時に、対戦相手またはトーナメントスタッフが残りの裏向きの「秘匿」の装備品を見せるように要求した場合、必ずそれに応じなければなりません。

暴力の饗宴

  • カード枚数が最小30枚〜最大40枚となります。

灯火燦爛(Bright Lights)

  • カード枚数が最小30枚〜最大40枚となります。

余所者たち(Outsiders)

  • プレイヤーはレアリティがレジェンダリのカードを使用できます。
  • デッキサイズの最小は30枚で、最大枚数に制限はありません。

反乱(Uprising)

  • プレイヤーは最大で3枚の《不死鳥の炎》と1枚の《Helios Mitre》をカードプールに追加することができます。
  • プレイヤーはレアリティがレジェンダリのカードを使用できます。
  • デッキサイズの最小は30枚で、最大枚数に制限はありません。

アリアの伝承(Tales of Aria)

  • このセットにはレアリティがマジェスティックの武器が含まれます。プレイヤーはドラフトでピックした場合にのみ、マジェスティックの武器を使うことができます。
  • プレイヤーはレアリティがレジェンダリのカードを使用できます。
  • デッキサイズの最小は30枚で、最大枚数に制限はありません。

統べる者(Monarch)

  • このセットにはレアリティがマジェスティックの武器が含まれます。プレイヤーはドラフトでピックした場合にのみ、マジェスティックの武器を使うことができます。
  • プレイヤーはレアリティがレジェンダリのカードを使用できます。
  • デッキサイズの最小は30枚で、最大枚数に制限はありません。

秘術の隆盛(Arcane Rising)

  • プレイヤーはレアリティがレジェンダリのカードを使用できます。
  • デッキサイズの最小は30枚で、最大枚数に制限はありません。

レイスへの招待(Welcome to Rathe)

  • プレイヤーはレアリティがレジェンダリのカードを使用できます。
  • デッキサイズの最小は30枚で、最大枚数に制限はありません。

カードプールの登録が必要でないトーナメントでは、プレイヤーはラウンドごとにヒーローを変更することができます。トーナメントでカードプールの登録が必要な場合、公式フォームは トーナメントフォームにあります。

トーナメント構造

ブースタードラフトトーナメントにおける推奨される構成です。トーナメント管理者の裁量で変更される場合があります。

  • 試合形式:1本先取
  • デッキ構成:15分
  • ラウンド所要時間:35分
  • ポッドの人数:8人 (最小4人、最大11人)
プレイヤースイスラウンドプレイオフ (任意)
4-113無し
12-163もしくは6トップ8
17-646トップ8

この文書は2024年5月16日に更新されました