グレイビィ・ボーンズは、尽きること無い宝への執着を持つ海賊・死霊術師です。忠実なアンデッドの乗組員を率いて、大海原を航海しています! このチュートリアルで、アーモリーデッキ「グレイビィ・ボーンズ」の遊び方と、冒険に携えるべき重要なヒントを学びましょう!

乗船する前に、知っておくべき重要なことがいくつかあります。
- 矢印が描かれているシンボルはタップを意味します。何かをタップする場合、カードを回して横向きにし、能力を使用済であることを示します。あなたのカードはあなたのターンの終了時に「アンタップ」(縦向きに戻す) します。タップ状態のカードを再びタップすることはできません。
- カードが青や黄といった色を見る場合、それはカードの上部にあるカラーバーの色を参照します。これはピッチした場合に何点のリソースが得られるかを意味しています。赤は1点、黄は2点、青は3点です。
- デッキのカードを入れ替える場合、グレイビィ・ボーンズは海賊カード、死霊術師カード、汎用カードのみが使えることを忘れないでください。《死厳のジュストコール》を除くデッキ内の死霊術師カードは、すべて海賊カードでもあることに注意しましょう。
そして……出航のときです!
乗組員との顔合わせ
グレイビィ・ボーンズは、墓地から蘇り、グレイビィのために戦うゾンビの盟友を率いています。これら盟友の右下にはライフ値がが記載されており、その盟友を倒すために必要なダメージを表しています。ただし、このライフ値は盟友が手札にある場合は意味を持たない値です。他のカードのように、手札から盟友カードで防御することはできません。
通常、盟友を呼び出す一番優れた方法は、まずは手札からカードを捨てたりデッキの一番上のカードを破壊したりする効果を使用して、その盟友を墓地へ送ることです。グレイビィ・ボーンズのヒーロー能力は、まさにこの目的にぴったりの能力です。盟友を墓地に送り込んだら、次は青のカードを墓地に送り込みます。先に紹介した効果を使用して送り込むこともできますが、通常は手札から続行を持つ青のカードをプレイするのが最も簡単でしょう。何故なら、そのカードは解決時に自動で墓地に置かれるからです。
そして盟友カードの右上に記載されているリソースコストを支払うことで、墓地から盟友をプレイできるようになりました。盟友をプレイするのにはアクションポイントを1ポイント消費しますが、《海淵のコンパス》の能力で続行が付くため、その盟友で攻撃したり、別のアクションをプレイしたりすることができます。コンパスは毎ターン、墓地から最初にプレイしたカードにのみ続行を付与します。そのためアクションポイントを追加で獲得する手段がない場合、同一ターンに2体目の盟友をプレイして、攻撃できない状況に陥ることがないよう注意しましょう。
盟友をプレイすると、それは闘技場に残ります。その盟友をタップして攻撃したり、他の能力を使ったりできます。対戦相手は攻撃する際、盟友へと攻撃して除去するか、無視してあなたを攻撃するかを決める必要があります。どちらの行動もあなたにとっては嬉しい結果となる可能性があります。何故なら盟友が攻撃された場合、あなたはより多くのカードをプレイできるかもしれません。あなたが攻撃された場合、次のターンに再び盟友で攻撃したり能力を使ったりできるからです!
このデッキの盟友カードはすべて溺墓キーワードを持っています。そのため、グレイビィ・ボーンズとコンパスの能力によって、墓地から続行持ちでそれらをプレイすることができます。溺墓を持つカードは、闘技場から墓地に置かれると自動的に裏向きになります。ただし、手札やデッキなど他の場所から墓地に置かれる場合は裏向きになりません。そのため、盟友がデッキの一番上にある状態でそれを破壊したり、手札にあるときに捨てたりすると、その盟友は表向きで墓地に置かれます。闘技場へ呼び出した後に破壊されると、再度墓地に置かれて裏向きになります。
墓地にある裏向きのカードは、プレイしたり、取り除いたり、表向きにしたりすることはできません。対戦相手は、あなたの裏向きのカードを見ることはできません。盟友が戦闘で倒されると、その盟友はゲーム終了時まで帰ってくることはありません。そのため、盟友が尽きる前に勝利への航路を描きましょう。
青に染まれ
グレイビィ・ボーンズにとって、青のカードは非常に重要です。盟友をプレイして攻撃するためのコストの支払いに使用するだけではなく、グレイビィの墓地からプレイする能力を有効にもしてくれます。デッキには様々な青のカードがあり、プレイ、ピッチ、防御に活用しましょう。一方、盟友はすべて黄色のため、彼らは墓地へと送り込んでおくべきです。覚えておくと便利な言葉として、黄色は仲間であり、青は自分のためのカードがあります。
青のカードのもう一つの重要な役割は、満潮を持つカードを強化することです。ピッチゾーンに青が重なると、グレイビィ・ボーンズの帆は満帆になります。カードをピッチできるのは何かのコストを支払うときのみであり、理由もなくカードをピッチすることはできません。コストを支払う際は、リソースが充分な量になるまでカードをピッチし続けます。そのため《戦隊帆船》のようなコストが3リソースより大きいカードは、満潮を簡単に満たすことができます。何故ならこういったカードをプレイするためには、当然青のカードを複数枚ピッチする必要があるからです。3コスト以下の他の満潮カードは、満たすためには一工夫が必要です。
金貨は余った青のカードの絶好の使い道となります。多くの場合、金貨はグレイビィ・ボーンズの能力のために残しておきたいですが、金貨自身の能力を使う機会を見逃さないようにしましょう。金貨を使う場合、青カードをピッチしてリソースを2点支払い、カードを1枚引くことになります。これは実質的にはピッチしたカードを引いてきたカードと交換したことになりますが、3点目のリソースが消費されずに残っているという違いがあります。これは小さな手札を大きな手札へと交換したり、リソースが1点足りないプレイを補ったり、より良い手札にするためにデッキを掘り下げたりするのに最適な方法です。
青のカードのうちどれをプレイし、どれをピッチするのかを決める際は、先を見据えて考えましょう。ゲーム後半、早々にピッチしたカードを再び引いた状況を考えると、続行を持つ強力な青のカードをプレイしたい状況でしょう。《急げヨ!》のようなカードは、墓地に盟友が数体いるもののデッキの青のカードが残り少ない終盤では非常に有用なカードとなります。一方《騒めく骸骨》は手札やデッキに溺墓カードがない場合、にっちもさっちも行かないカードになってしまいます。
墓を越えた先
墓地利用は死霊術師クラスの特徴の中心です。グレイビィ・ボーンズの小賢しいゲームプランを遂行する鍵となるカードの1枚が《墓への呼び声》です。この汎用カードはデッキから好きなカードを1枚選んで墓地へ送るだけではなく、プレイするだけで、青のカードが墓地に置かれた事象が発生します!
ほとんどの状況で、特定の盟友を探すためにこのカードを使用しますが、他のテクニックもいくつも存在します! デッキには《船乗りの終楽地》が1枚入っており、劣勢な状況ではこれを墓地に送ることでライフを回復できます。また《裏通りの禁忌破り》を墓地へ送って追加のアクションポイントを得ることで、1ターンに複数回、盟友をプレイしたり攻撃したりできるようになります!
アクションポイントを得ることは非常に強力です。グレイビィ・ボーンズはただ盟友を展開するだけではなく、積極的に攻撃も行わせたいデッキだからです! 盟友が溺墓へ再度沈んでいく前に有効活用しなければ、ゲームは後手後手に回ってしまうかもしれません。《改造船医、ソーボーンズ》や《引きずり込む者、アンカ》は例外で、どちらも対戦相手のターンに使用できる能力を持っています。
凶悪な服装
グレイビィ・ボーンズは、まさに海賊そのものである装備品を纏っています。コンパスの使い方は既に説明したので、ここではデッキに入っている他の装備品について、使い方の簡単なヒントを紹介します。
手札に盟友が溢れている場合、または金貨が足りず、プレイしたい盟友を手札から墓地に送る手段がない場合、《死潮の三角帽》がその状況を解決してくれます。ゲーム序盤にこの三角帽を使いたくなるかもしれませんが、嵐に備えて温存しておくのが賢明です。
《死厳のジュストコール》はピッチの利便性をより高めてくれます。盟友を墓地に送り、生まれたリソースでプレイのためのコストを支払うことができます。青のカードを墓地に送ることで、グレイビィ・ボーンズの能力を有効にしたりできます。この装備品を使用することで、青のカードをプレイしてさらにカードをピッチする、といった必要性がなくなります。
《群がりの波》は、盟友を引きすぎた状況を挽回するもう一つの手段です。しかし、手札から捨てる代わりにデッキの一番上のカードを破壊することで、「タダ防御」を得られるメリットがあります。実現するのに、コンパスは非常に役立ちます!
《防波の流底》は、ゲームの大事な局面でさらなる追加ダメージを与えたいときに最適な能力を持っています。ただし、効果を適用した盟友は破壊されることに注意してください。ですがその盟友が《黄金への心酔、オイステン》である場合、破壊が必ずしも悪いこととは限りません!
勝利への道筋
グレイビィ・ボーンズは、手札からの攻撃と盟友の攻撃を組み合わせた複数回の攻撃を行う非常に強力なターンか、相手にプレッシャーをかけ盟友へのダメージを防ぐか、効率的に防御し、ゲームを通して盟友で繰り返し攻撃することで勝利を掴みます。勝利への道筋は、相手がどのようにゲームを進めていくかによって大きく左右されるため、相手の行動に注意を払い、それに合わせてプランを調整することが非常に重要です。
盟友と、それをプレイするために必要な青カードは有限のリソースなので、終盤戦に向けてしっかりとしたプランを立てておかないとファティーグ (デッキ切れ) してしまうリスクがあります。《時駆けのポーション》のようなカードを温存したり、《死厳のジュストコール》を使用して《裏通りの禁忌破り》をピッチしたりすることで、大きなターンを作って攻めることは、殆どの場合、大きな成果をもたらしてくれます。
金貨! 金貨! 金貨! グレイビィ・ボーンズの能力で盟友を墓地に送るだけでなく、使いづらい手札を入れ替えたり、リソースを少しずつ増やしていき対戦相手を打ちのめしたりするためにも、《金貨》は非常に重要です。たとえダメージをまだ対戦相手に与えていなくても、《波止場の交易所》のようなカードを使用するために多少の追加ダメージを受ける価値が《金貨》にはあります。なぜなら、失ったライフは対戦相手が盟友を攻撃しようと決めた時にその分回復したと見做せることが多いからです。
《改造船医、ソーボーンズ》は、あなただけでなくあなたの盟友も守る強力な能力を持っています。タイミングを合わせて複数体の《改造船医、ソーボーンズ》を1~2ターン以内に展開できれば、対戦相手は《改造船医、ソーボーンズ》やライフ総量が少ない他の盟友を除去したり、あなたにダメージを与えたりするのが急激に困難な状況に陥るでしょう。
《片足飛びのリンピット》もまた、重要なタイミングが来るまで墓地に温存すべき盟友です。短期間で複数体を出すことができれば、あなたがダメージをたくさん与える前に、対戦相手がそれら全てを除去できる可能性はとても低いです。《片足飛びのリンピット》2体と《改造船医、ソーボーンズ》2体が並べば、特に厄介な状況になるでしょう。青1枚で《片足飛びのリンピット》の攻撃2回と《改造船医、ソーボーンズ》の攻撃1回のコストを支払うことができ、《改造船医、ソーボーンズ》1体の効果を使うと、対戦相手がすべてを除去することを難しくできるためです。
独特なゲームプランを持つヒーロー達と同様、グレイビィも練習を重ねれば重ねるほど上達します。プレイを重ねるごとに、グレイビィ・ボーンズが相手を圧倒する方法、長所と短所、そして相手の行動にどう対応すべきかを理解していくでしょう。
ブリッツにも対応
アーモリーデッキ「グレイビィ・ボーンズ」はブリッツフォーマットにも対応しています! デッキから「CC」マークの付いたカードを取り除き、若者ヒーローカードを使用するだけで準備完了です。デッキをクラシックに戻したい場合は、すべてのカードを入れてシャッフルするだけです。もし何が入っていたか分からなくなってしまった場合は、両フォーマットのデッキリストカードが付属しているため、そちらを参考にしてください。
デッキを強化
このデッキは箱から出して直ぐに遊べるデッキですが、強化するための宝の海は直ぐ近くに広がっています。『蒼海の秘宝(High Seas)』にはゲームをより楽しむためのカードや、特定の厳しいマッチアップで役に立つカードなど、海賊と死霊術師のカードが多数収録されています。
個性的な能力や攻撃をする海賊死霊術師の盟友たちが、あなたの沈んだ乗組員の一員となるのを手ぐすねを引いて待っています。その中には敵に攻撃を強制させ、計画を海の藻屑と化させる《陽気な副船長、チャム》も顔を連ねています。
《亡者の織物》は死霊術師の初めてのレジェンダリ装備品であり、墓地に送られた盟友からタダでリソースを得ることができます。これはロングゲームで非常に強力な効果です。今後登場する死霊術師ヒーローもこのカードを装備できます。
《蒼海の大覇船》は、海賊ヒーローが手にしている数ある驚異のうちの一つに過ぎません。対戦相手に防御か格納庫を失うかのどちらかを強制させます。《金貨》を得るだけではなく、次の攻撃を放つこともできます!
グレイビィ・ボーンズは探検で古代の失われし財宝を数多く発見してきました。この唯一無二のアミュレットは様々な便利な効果を持っており、さらに溺墓効果も持っているため、続行付きで墓地からプレイすることもできます!