ブリッツデッキ「エニグマ」チュートリアル

6th May 2024

「記憶が薄れるとき、月明かりが私を帰路へと導きます。そこは空が水に結ばれ、新しい循環が始まる場所です」

―― エニグマ

エニグマは神秘の幻術士です。霊気のオーラの結界でダメージを防ぎます。 彼女は祖先の綴れ織りの巻物に何世紀にも渡る古代の物語と伝統を収めています。彼女は月の満ち欠けのように絶えず変化し、謎めいています。


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エニグマのプレイ方法

エニグマは非常に複雑なデッキです。何度もプレイすることで、デッキを理解し使いこなすことでできるでしょう。 彼女はオーラを作成します。オーラは何かによって壊されるまで、闘技場に留まり続けます。 エニグマのオーラはすべて結界を持ちます。これはあなたがダメージを受ける際、代わりに破壊されて結界が持つ値の数だけ受けるダメージを軽減します。 あなたが複数の結界持ちのオーラをコントロールしている場合、どれから破壊されていくかを選ぶことができます。 どのオーラを残し、どのオーラを失うかの判断が、エニグマデッキを上手く操るコツになります。

エニグマを複雑なデッキにしている原因は、どのプレイヤーのターンでもプレイできるインスタントカードの枚数が多いことです。それらはアクションポイントを消費せずにプレイできます。 あなたは手札を補充するたびに、ダメージを軽減できる相手のターンにインスタントでプレイするか、それとも破壊されない自分のターンにプレイするか判断が求められます。 この複雑さはエニグマデッキの最大の強みの一つでもあります。これによって非常に柔軟なプレイが可能です。

エニグマの得物である《先祖の綴れ織りの巻物、小宇宙》は、各オーラが1リソースのコストで攻撃できるようにします。 各オーラが与えるダメージは結界の値と置かれている+1カウンターの数を足した値です。

オーラに+1カウンター (通常さいころで示します) を置くカードをプレイすると、そのオーラは攻撃値にボーナスを得ます。また、《先祖の綴れ織りの巻物、小宇宙》はそのオーラに続行を付与するため、更に他のオーラで攻撃できるようになります。+1カウンターは結界が軽減するダメージの値は変更しません。

例えば青をピッチして《満ちる悪霊》をプレイすると、それは+1カウンターが置かれて出ます。残りのリソースで続行を持った4点の攻撃を行うことができます。 対戦相手のターンに入って反撃され、あなたが防御しなかった場合、《満ちる悪霊》は破壊され3点のダメージを軽減します。

エニグマのカードの多くは《霊気の盾》を作成します。 これはオーラ・トークンであり、結界1を持っています。 これは破壊されたとき、墓地に置かれる代わりにトークンの山に戻ります。 エニグマのヒーロー能力によって、各ターン、最初の《霊気の盾》の攻撃はコストを必要とせずに攻撃できます。そのため、攻撃するために常に1つ以上の《霊気の盾》を置いておくのをお勧めします。

先祖の綴れ織りの巻物、小宇宙
先祖の綴れ織りの巻物、小宇宙
満ちる悪霊
満ちる悪霊
霊気の盾
霊気の盾

今こそ超越の時です!

神秘を持つヒーローであるエニグマは、超越を持つ強力なインスタントを使用できます。それらはこのターン、既に別の青いカードをプレイしていると超越します。 エニグマの強力なプレイの一つを紹介します。青いインスタントをプレイし、その後神秘のインスタントをプレイし超越しましょう。 《内なる気》が表になるよう裏返し、カードを手札に戻します。 《内なる気》は他のカードと同じようにピッチできます。また、エニグマのヒーロー能力のコストに充てることもできます。

エニグマの能力は+1カウンターの置かれた《霊気の盾》を作成します。これは様々な場面で非常に役に立ちます。 ダメージを軽減するために対戦相手のターンに起動する場合もあれば、与えるダメージを増やすために自分のターンに使用する場合もあります。 《霊気の盾》を破壊されないように作る方法として、対戦相手のアクションポイントがなくなった後、ターン終了前に作成するテクニックを覚えておきましょう。

ゲームが終わったとき、デッキの気を戻すのを忘れないでください。《内なる気》カードを裏返し、神秘・インスタントの面が表になるようにしましょう。

エニグマ
エニグマ
先祖への敬意
先祖への敬意
内なる気
内なる気

武器と装備品の解説

エニグマ装備品はすべて秘匿を持っています。これらは裏向きの状態でゲームを開始します。 これらの装備品は、表向きになるまでは働くことはありません。 《伝来の兎皮》は、あなたのターン開始時にあなたのライフが1のとき、表向きにできます。その後、最大4点のダメージを軽減します。 これは、闘技場に残しておきたい別のオーラをプレイする予定のとき、非常に役に立ちます。

《空歩きの稽古衣》は1ダメージを軽減したいときにいつでも使用できます。しかし、他の2つの装備品は使用に注意が必要です。 どちらも表向きにするには1リソースが必要になります。カードのプレイのために青をピッチするとき、そのターンはこれらを表向きにするのに適したターンとなります。 表向きになると、それらの持つ結界で通常なら他のオーラが破壊される状況で代わりとなることができます。

攻撃リアクションに対応する場合でも、防御値の無いカードをピッチして代わりにダメージを防ぐ場合でも、あなたがオーラで最後の攻撃をしたと考え防御した対戦相手に対し、+1カウンターを置いて続行を与える場合でも、いずれにおいても適切なタイミングで装備品を使用することが重要です。

伝来の兎皮
伝来の兎皮
継がれる伝統
継がれる伝統
空歩きの稽古衣
空歩きの稽古衣

エニグマの勝利への道筋

時間をかけてたくさんのオーラを並べ、相手を圧倒することで確実に勝利することができます。しかし、対戦相手が毎ターン小さい攻撃を複数回行うことで、あなたのオーラは一掃されてしまいます。この場合、オーラを並べることは困難です。 エニグマを使いこなすコツは、悪霊/復讐メソッドにあります。 自分のターンにオーラをプレイしそれで攻撃します。相手のターンにオーラが消滅したら、次の自分ターンには新しいオーラをプレイします。 そのうち、貴重なオーラを維持するために、対戦相手のターンにオーラをプレイすべきタイミングが訪れます。

フレッシュ&ブラッドの他の幻術士と異なり、エニグマは大抵の場合において自分のオーラが各ターンに除去されていくことはメリットとなります。 彼女のデッキの多くのカードは、プレイしたときに他の幻術士のオーラがなければ、追加の効果を発揮します。 これにより、空の状態から盤面を再構築するのは非常に簡単です。ゲームが進むにつれ、結界によってあなたのライフは高く維持された状態で、対戦相手のライフが減っていくのがはっきりしてくるでしょう。

ライフの差が充分にある場合、あなたは問題なくダメージを受けることができ、返しにビッグターンをプレイすることで相手に防御を強いることができます。 対戦相手が防御にカードを使い始めると、言い換えればそれはあなたのオーラが除去されにくくなるということです。 今こそ《内なる気》を何度もピッチし、ゲームを終わらせるのに充分な数の《霊気の盾》を並べ攻撃を始めるときです。

各オーラの価値は、攻撃と防御両方にあることを忘れないでください。 エニグマが陥りがちな敗因の一つは、どうやっても破壊されるオーラを守ろうとして過剰に防御を行うことです。 対戦相手の次のプレイを想像してください。自分が強固な防御を行いかつオーラで攻撃できる余地があるかどうか、またはオーラを失って次のターンに再度盤面を作るべきがどうかを考えてください。

デッキ内の様々なカードを覚える簡単な方法は、カードの種類とそれらのボーナス効果を覚えることです。 通常の幻術士カードは、ほとんどがアクションです。自分のターンにのみプレイでき、プレイした時に他の幻術士のオーラがないとき、追加の効果を発揮します。 神秘・幻術士のカードは、ほとんどがインスタントです。誰のターンでもプレイでき、そのターンに青をピッチしている場合、追加の効果を発揮します。

欠ける復讐
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孤独な仲間
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亡霊の顕現
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